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執筆者の写真Tetsuro Goda

中房食品

この度ご縁があり、京都市伏見区の食品加工・卸売りの中房食品さんのお手伝いをすることになりました。扱っている商品は酒粕・実山椒・筍。


お手伝いをする経緯は中房食品さんの取締役と私の共通の友人である立命館大学理工学部修士課程を卒業し、チェコのカレル大学(中欧最古の大学)の博士課程を修了したH氏に取締役が「欧州に進出したいから誰か紹介してくれない」と頼み、H氏から私に打診がありました。私は勿論快諾し、お手伝いすることに。


日本の市場は比較的大きいとはいえ、商品によっては売り上げの増加どころか維持も難しいのがあります。特に中房食品さんが実山椒や酒粕はそうみたいです。理由は実山椒も酒粕も高齢者向け。言い方を変えれば若い人に浸透していないわけです。


酒粕は一時ブームがあり、色んな会社が参入。ブームの時は良いですが、ブームが去ると撤退しない限り酒粕販売業はその狭いパイを奪い合うだけです。100を10社で奪い合うなら1社あたり10という考えですが、100が半減の50になったら1社あたり5になるわけです。中房食品さんの営業部長さん曰く「酒粕に関しては昔は営業する必要がなく、向こうから買わさせてくれと来ました」だそうです。そんな会社が海外に販路を求めるのは確かに厳しい。


昔から日本の食品会社は何故に海外に展開しないのだろうと思っていました。勿論、キッコーマンなど早い段階から海外展開してきたメーカーはおります。しかし、他の会社の商品はどちらかというと現地の人狙いではなく、現地に住む邦人狙いの傾向があります。日本食スーパーには並ぶが現地のスーパーチェーンには並ばない。


とりあえず酒粕と実山椒を英語で紹介していきます。何せ酒粕と実山椒って外国の方には馴染みが無いもの。酒粕に至っては英語版のウィキペディアもございません。



中房食品さんのブランド名はFNC。その由来は取締役さんでもわからないらしい(笑。

そこで、Flavor, Nutrition & Cuisine(風味、栄養、料理)の略だと謳っていきます。






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